りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

かがみの孤城

 辻村深月さんの「かがみの孤城」を読みました。本屋大賞作品。最近立て続けに良い小説に巡り合えていたので期待が大きかったですが、私のテリトリーではありませんでした。不登校になる子供の心の問題。子供たちのちょっとしたやり取りの中で深く傷ついてしまう心。そういう境遇の友達だから分かり合えること。間違いなくあるのだろうけど、私はそれに共感できない自分がいました。闘わなくちゃ・・・逃げないで闘わなくちゃって思ってしまう。それができないから不登校になるのだろうけど、根本的にそこは闘わなくちゃと思ってしまう自分がいて、なかなか話に入り込めない自分がいました。それでも最後まで読んでしまうところは筆の力かな。最後の種明かしは少し意外。そしてなるほどと腹落ちする展開。それはそれで、なんとなく腹落ちするものがありました。

かがみの孤城

かがみの孤城

 

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