りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

amazon 世界先端の戦略がわかる

 成毛眞さんの「amazon 世界最先端の戦略がわかる」を読みました。将来の経営学の本はamazonで書き換わるというか、amazonを知ると最先端の経営学が判るというのかとにかく驚き。一言でいうと、「顧客第一の理念のもと、半端なくとことんやると結果が出る」という感じかな。とにかく何でも自分でやる。惜しげなくキャッシュを投入して、まさにぺんぺん草も生えないくらい徹底的にできることをやりつくすとこういう会社になりますという見本。プラットホームと言ってしまえば簡単だけど、ここまでくるとtoo big too failでもなく社会インフラですね。

概ね予想通りの内容だったのだけど、自分としてちょっと衝撃だったことは3点。

まずはフルフィルメント・バイ・アマゾンという仕組み。FBAを利用すると、どんな企業でも、アマゾンのインフラが使用できる。商品の保管から注文処理、出荷、決済、配送、返品対応まですべてをアマゾンがまとめて代行してくれるというサービス。これは本当に中小、零細企業にとってコペルニクス的転換じゃないかなということ。

もうひとつはキャッシュ・コンバージョン・サイクルがマイナスであること。ウォルマート・ストアーズの場合、CCCはプラス約 12 日らしいけど、マイナスはさすがに衝撃。販売して回収するまでの期間というCCCの定義がおかしいんじゃないかなというくらい衝撃。そして、2017年のアマゾンの会社全体の営業利益が 41 億ドルに対して、AWSの営業利益が 43 億ドルという事実。あとは、さすがにamazonは凄いなと思いつつ、amazonだったらそうかもしれないという事実が書かれていたような気がするけど、この3点は衝撃でした。でも、amazonで働くのは大変そう。

amazon 世界最先端の戦略がわかる

amazon 世界最先端の戦略がわかる

 

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