りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

本物の英語力

鳥飼玖美子さんの「本物の英語力」を読みました。一言で言えば、外国語を学習するということは大変です、そして外国語を学ぶということは、異文化の異物性と格闘し、吸収していくことだと主張しています。恐らくそうなんだと思います。大変だと思うけど、なぜかこれが真実だろうし、また改めて学ぶ意欲が沸いてきました。最初はあまりハイライトしなかったけど、最後の方は非常に参考になりました。

・現実の社会で求められているのは、英語のロジックで英文を書くことです。
・英語はパラグラフから構成されていて、ひとつのパラグラフにはひとつの内容(idea)を書き、複数のパラグラフには論理的な一貫性(coherence)を持たせます。
・冒頭のイントロダクション(introduction)では、「これから私が書くことは、かくかくしかじかです。これについて私は賛成です(もしくは反対です)」と全体の予告をします。次にいくつかのパラグラフで予告した内容を詳しく論じます。この本体(body)を英語ではdiscussionと呼びます。そして最後の結論(conclusion)では、「私の文章では、こういうことを書きました。」と、簡潔にまとめます。
・英語のパラグラフひとつひとつが全体と同じような構成になっていることです。どのパラグラフにも概要をまとめて最初に提示する「トピック・センテンス(topic sentence)」があり、次に根拠を述べるセンテンスsupporting sentencesがあり、そして最後に結論(conclusion)が来ます。
・どの国でも、どんな職位でも、どんな仕事内容でも使えるグローバルな英語というものは存在しない。・・・「日本語でもしっかりと論理を構築し十分い自分の考えを伝えられる人」が例外なく成功した。
・外国語学習にはむしろ「慣れるまで習え」が必要かもしれません。・・・情報処理が習慣化するまで練習することが欠かせません。練習しないで慣れることは外国語ではありえないのです。
・外国語を学ぶということは、大げさに言えば「未知の世界に遭遇すること」で、これまでの自分が知らなかった「異質性と格闘する」ことを意味します。

本物の英語力 (講談社現代新書)

本物の英語力 (講談社現代新書)

 

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