松田卓也さんの「2045年問題 コンピュータが人間を超える日」を読みました。多少SFチックではありますが、技術がこのまま進んだとき、やがてコンピューターは単なる知識から知性、感性、感情を持つようになる?のか。哲学的な問題を含んでいますが、現在の研究の延長線上にまじめにそういう話が語られるようになってきているという事実が面白かったです。間違いなく記憶と処理は劇的に進化を遂げるのでしょう。単純な作業ではなく、経験からくる判断もやがてはコンピューターにとってかわられることでしょう。ただ、クリエイティブなところこそ、経験で学習するわけでなく、閃きであり、閃きこそコンピュータにできないこと・・・と何となく思っていましたが、脳を研究し模倣していくということは、脳が学習していくアルゴリズムを作り出すことでもあり、まんざら嘘でもなさそうだなとそんな風に感じました。
2045年問題 コンピュータが人類を超える日 (廣済堂新書)
- 作者: 松田卓也
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2012/12/22
- メディア: 新書
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