りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

機械学習とAI

最近少しずつ機械学習への興味が膨らんできている。今日読んだ資料に出ていたのはAIが復活しているという話。過去のAIはエキスパートシステムに代表されるようなルールベースのもので、柔軟性に欠ける。現状のAIはベイズ統計学を背景に確率的に判断するというものが主流であるということ。この方法だとビッグデータ解析に専門的な知識がいらなくなるらしい。そして、その延長線上にディープラーニングがあるらしい。一番大切なことは、特に経験も知見もない人がデータを投入することで、データサイエンティストといわれる人たちが経験とスキルをふんだんに投入したモデルとほぼ同じものが出せてしまうという事実。これは現実的に感じつつある。確かに経験とスキルでもモデルは良いものができるけど、それとほぼ同じような結果が計算機をぶん回すことで得られてしまう。この事実は凄い。経験も知見も必要ない。不調なんていうものもない。コンスタントにある程度の結果が期待できる。現在の機械学習はそういうレベルに来ているということだ。とにかくすごい。アップルのsiriとか衝撃的で、このベースとなっているのが機械学習らしい。自動翻訳もほとんどもうすぐそこまで来ているというのが正直な印象。
一方で、もうひとつ感じたこと。あまり触れたくなかったイスラム国の件で命を落とした後藤さん事件。安倍首相は「テロリストを絶対に許さない。その罪を償わせるために国際社会と連携する」と声明を出した。当然のことと私も思う。ただ、この声明の「罪を償わせる」という言い回しを欧米のメディアはRevengeと訳したらしい。英語に詳しい訳ではないが、Revengeは復讐であり、この文脈上は正しくないように思う。このことを記事にした人もBring them to justiceくらいにすべきだったと書いている。このニュアンス、とても大事だと思う。国際社会と連携するのは国際ルールに従わせるという意味合い。決して復讐するためではない。これは機械翻訳ではないけれど、機械翻訳の危うさを感じる記事でもありました。まだまだこうした危うさを認識して技術を使っていかないとと、そんな風に思いました。