渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」を読みました。以前から気になってはいた本ですが、何となく素直に読めないような気がしていましたが、今なら大丈夫と思って手にしました。テレビの鼎談番組で、タレントのヒロミさんが「何気に読んでとても良かった」という話が後押ししたところもあります。結論から言うと、予想通りで非常に響くものがありました。一点驚いたのは、この渡辺和子さんが、226事件で命を落とした渡辺錠太郎教育総監の次女だったこと。まさか、シスターから軍人につながるとは思っていませんでした。
さて本ですが、やっぱり響くものがありました。特に「老い」についての語りはとても勉強になりました。それと、自分として一番心に残った言葉は「人生は人に与えたものしか残らない」でした。確かに。死んだときその人に何が残るかというと、そういう事なのかなと非常に心に残る言葉でした。
- 作者: 渡辺和子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/04/25
- メディア: 単行本
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今月の読書 2冊