りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

平成三十年 (上)

堺屋太一さんの「平成三十年(上)」を読みました。サブタイトルは「何もしなかった日本」です。 この本が出版されたのは2002年。今から13年も昔のものですが、かなりの正確さで現在、平成二十六年の社会を言い当てているような気がします。さすがです。当時はスマホSNSも無かったと思うのだけど、そういうものを予見し、官僚主体の日本がそのままの形で平成三十年を迎えるとこんな感じなのかもしれないと思わされてしまいます。結局、官僚がシナリオを作って政策を打っていくというのには限界があるということなんだと思います。そういう様子が非常に上手く描かれているなと思いました。最近、堺屋太一さんの新しい著作を読んでいませんが、今から平成四十年を予見したらどういう世界が見えているのだろうかというのに興味津々です。

平成三十年 (上) (朝日文庫)

平成三十年 (上) (朝日文庫)

 

 

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