りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

自分の小さな箱から脱出する方法

アービンジャー・インスティテュートの「自分の小さな箱から脱出する方法」を読みました。ずいぶん前に購入したのですが、会社の机の上に積読していました。この本は、自分が信じられない時、つまり今こそ読むべき本でした。
1.自分への裏切り
1)自分が他の人のためにすべきと感じたことに背く行動を、自分への裏切りと呼ぶ。2)いったん自分の感情に背くと、周りの世界を、自分の裏切りを正当化する視点から見るようになる。3)周りの世界を自分を正当化する視点から見るようになると、現実を見る目がゆがめられる。4)したがって、人は自分の感情に背いたときに、箱に入る。5)時が経つにつれ、いくつかの箱を自分の性格と見なすようになり、それを持ち歩くようになる。6)自分が箱の中にいることによって、他の人たちも箱の中に入れてしまう。7)箱の中にいると、互いに相手をひどく扱い、互いに自分を正当化する。共謀して、互いに箱の中にいる口実を与えあう。
2.知っておくべきこと
1)自分への裏切りは、自己欺瞞へ、さらには箱へとつながっていく。2)箱の中にいると、業績向上に気持ちを集中することができなくなる。3)自分が人にどのような影響を及ぼすか、成功できるかどうかは、すべて箱の外に出ているか否かにかかっている。4)他の人々に抵抗するのをやめたとき、箱の外に出ることができる。
3.知ったことに即して生きること
1)完璧だろうと思うな。よりよくなろうと思え。2)すでにそのことを知っている人以外には、箱などの言葉を使うな。自分自身の生活に原則を活かせ。3)他の人々の箱を見つけようとするのではなく、自分の箱を探せ。4)箱に入っているといって他人を責めるな。自分自身が箱の外に留まるようにしろ。5)自分が箱の中にいることがわかっても、あきらめるな。努力を続けろ。6)自分が箱の中にいた場合、箱の中にいたということを否定するな。謝ったうえでさらに前に進め。これから先、もっと他の人の役に立つよう努力しろ。7)他人が間違ったことをしているという点に注目するのではなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを、よく考えろ。8)他の人々が手を貸してくれるかどうかを気に病むのはやめろ。自分が他の人に力を貸せているかどうかに気を付けろ。
・箱の外に出たいと思ったその時、私はすでに箱から出ていた。相手のために何かをしたいと思うことが、すなわち箱の外に出ることでもあるんだ。
・自分のことを考え続けている限り、箱の外には出られない。箱の中に入っているときは、たとえ自分の行動を変えようとしたところで、結局、考えているのは自分のことでしかない。だから行動を変えても無駄なんだ。
・箱の外側にあるものに抵抗するのをやめた瞬間、つまり相手に逆らうのをやめた瞬間に、自分が変わり始めるんだ。
・相手を自分と同様にきちんと尊重されるべきニーズや希望や心配ごとを持った一人の人間として見始めたその瞬間に、箱の外に出るんだ。
・箱の外に留まり続けるうえで肝心なのは、箱の外に出ているときに、自分が他の人に対してなすべきだと感じる、その感覚を尊重することだ。
・誰かを非難しているときには、その原因は相手にではなく自分にある。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 156人 クリック: 3,495回
  • この商品を含むブログ (419件) を見る
[DATA]
今月の読書 6冊
1月からの読書 11冊