森本作也さんの「SONYとマッキンゼーとDeNAとシリコンバレーで学んだグローバルリーダーの流儀」を読みました。小説スタイルで、日本人がアメリカに行ったときに感じる労働観のギャップ、組織のギャップ、人材育成のギャップ、コミュニケーションのギャップ、リーダーシップのギャップなどについて、エピソードと経験でまとめた形になっています。いかにもありそうな話。
気になったことをいくつか。1)言語コミュニケーションに依存する文化では、メッセージを伝える責任は話し手にあり、非言語コミュニケーションに依存する文化ではその責任は聞き手にあります。2)異文化環境においては、「空気を読む」などという、まじないめいたことをするよりも、言葉を尽くして説明するほうが、ずっと人間関係をうまく作ることができます。3)狩猟型社会では、将来を見通し、行く先を決定できる人間がチームリーダーになるのです。・・・農耕型社会のチームリーダーに求められるものは、人員を的確に管理して作業を効率よく進め、問題があれば対処する、といった管理能力なのです。4)リーダーに求められる条件、�誠実であること(honest)、�前向きであること(forward-looking)」、�「わくわくさせること(Inspiring)」そして、四「有能であること(Competent)」の4つが、文化、年齢背景を問わず最も人々がリーダに求める資質であること。などなどです。
SONYとマッキンゼーとDeNAとシリコンバレーで学んだ グローバル・リーダーの流儀
- 作者: 森本作也
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2013/11/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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