西内啓さんの「統計学が最強の学問である」を読みました。自分も統計学を専門とするものとして、内容についてはそんなに違和感はないし、基本は線形推定検定論であると思っているので、その辺の(若干用語は異なるものの)主張も違和感はありませんでした。が、やはり情報技術の発展とそれに伴う統計学の変化というのはもう少し大きいのではないかと思いました。統計というのはある断面のデータをバッチ処理するものなのだけど、今の情報処理の技術はもっともっとショートサイクルでデータをハンドリングする。今まさにそこにいる位置情報とか、センサリングデータとかそういうものとストックデータを組み合わせて今必要な情報に加工して提供する。データマイニングとかデータサイエンティストといわれる人はそういう技術やそういう分析をする人で、フィッシャー以来の統計学とはちょっと違っているような・・・そんな気がしています。その辺が自分のイメージと違ったかな。いずれにせよ、データに基づいて客観的に判断するというのは正しい流れだと思います。
- 作者: 西内啓
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/01/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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[DATA]
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