りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

私は貝になりたい

終戦記念日の今日、映画「私は貝になりたい」をテレビで見ました。昨日見たNHKのドキュメンタリー「戦場の軍法会議」も理不尽な思いを感じましたが、これもそうですね。そもそも、B級、C級戦犯というのは、A級戦犯のように注目もされず、また正当な裁判など無きままに処刑されてしまった人も多いという。戦犯裁判というのはどうしても「勝者の復讐」という意味合いが強くなってしまうのではないかという懸念があります。B級、C級の戦犯裁判というと南京大虐殺の「百人斬り」伝説の向井少尉、野田少尉を思い出してしまいます。そもそも日本刀で百人斬りが出来るのかというのもありますし、第二次世界大戦の時代に日本刀での白兵戦があるのかというのもあって、「百人斬り」自体、かなり怪しいわけですが、彼らは処刑に当たって、「自分たちが処刑されることで、日中間の架け橋となれるのであれば」というようなことを語ったということを読んだ記憶があります。ただ、現在そうなっていないのは明らか。歴史的事実をうやむやにして、個人の死を持って清算するなんてことは、国家間ではあり得ないこと。ここに政治が絡むとさらにややこしいのですが、とにかく事実は事実として明らかにする努力が必要なんだと思います。