NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか(上)」を読みました。上巻は以前触れたように「外交」と「陸軍」がテーマです。線を引きすぎてうまく整理がついていませんが、結局のところ日本の組織というのは縦割りでかつ現場がそれなりに強い権限と柔軟性を持っているため、組織の部分最適が優先され、全体最適にならないというところが結論と感じました。なかなか歴史家が説明できない部分もあるようですが、最近は行動心理学的なアプローチで分析されているというところが新鮮でした。あと、改めて永田鉄山という人がいかにすごかったのかを認識しました。永田の前に永田無し、永田の後に永田無しですね。
3月1日。考えてみたら満州国建国の日でした。1932年ですから、今日は丁度80年目ですが、さすがにそんなことをいう人はいないようです。
NHKスペシャル 日本人はなぜ戦争へと向かったのか 上 (NHKスペシャル)
- 作者: NHK取材班
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2011/02/23
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