りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

判断と決断

中竹竜二さんの「判断と決断」を読みました。いわずと知れた、前早稲田大学ラグビー部監督。個人的にも若干ですが接点があり、彼の人柄は良く知っている方だと思います。この本はリーダーシップ、コーチングの本になると思うのですが、戦術的なことはまったく触れていなくとも、やはり彼の経験に基づいて書かれていることもあり、ラグビーの本といってよいように思いました。中竹さんは判断をJudgement、決断をdecisionと説明していましたが、日本語のニュアンスは必ずしもそうではないと思うので、むしろ英語の意味で語っている内容を見ればよいのかなという印象でした。結論から言うと、情報を収集して、分析して、過去についてはjudgementし、今後のdecisionをする。確かにそうなのだけど、実際は集まった情報を取捨選択し、残った情報に重み付けをしてdecisionする。この重み付けが難しくて、確かにシナリオを考えるとかあるのかもしれませんが、そこは経験であり、勘なんじゃないかとやっぱり思ってしまいます。
丁寧な文章はと論理展開は彼の人柄が出ているように感じました。

判断と決断 ―不完全な僕らがリーダーであるために

判断と決断 ―不完全な僕らがリーダーであるために

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