りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

「統計の常識」超す大災害の本質 平均の概念 意味なさず 【経済教室】

今日の日経の経済教室は明治大学客員教授高安秀樹氏のべき分布の話。ちょっと前まで「やさしい経済学」で経済物理学でなじんだ「べき分布」がまた出てきました。ファットテールの話?オペリスクの計量化をやっていた身として、今回の地震津波の被害が、全く想定外であったことに、少なからずショックを受けている自分としては、今更分布の話は無いんじゃないかなと幾分批判的な気持ちでこの文章を読みました。統計をどんなに司っても、今回の地震の規模と被害は予測できなかったというのが自分の正直な感想。むしろ、被害を受けることを前提に、どういう対策を打つべきなのかをもっと真剣に考えるべきなんだろうと、改めてそう思っている矢先に「べき分布の話はちょっとな」と思っていたのですが、金融市場のプライシングも、基本は正規分布を前提に成り立っているところがあり、実務として見直すべき点は多いなと改めて感じました。そうですね。プライシングができないとヘッジもできない。今、あまり分布の話はしたい気分ではありませんが、今こそ議論しなければならない問題なのかもしれません。