りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

高学歴でも失敗する人、学歴無しでも成功する人

勝間和代さんの「高学歴でも失敗する人、学歴無しでも成功する人」を読みました。タイトルがキャッチーですね。この本のキーワードはストリート・スマート。勝間さんの整理だと、ストリート・スマートの要素は1)状況理解・判断能力がある。2)人の気持ちの機微が良く分かる。3)自立心が旺盛だが、独断的ではない。ということになるらしい。で、この本は、1章頭がいい人の7つの習慣、2章頭がいい人の7つのスキル、3章新しい考え方をもたらす7つの視点、4章頭をよくする7つの方法という構成になっています。でも、これらをあえて書くことは無いかなと思います。勝間さん自身は誠心誠意持てるノウハウを文章に落としてくれているのだと思いますが、おそらくそういうノウハウをハウツーとしてやること自体があまりストリート・スマートじゃないんだろうなと思ってしまうからです。おっしゃるように、社会に出ればアカデミック・スマートなだけでなく、ストリート・スマートである人の方が有用であろうことは想像に難くないですが、結局、常に問題意識をもって考えて行動することと、誠意を持って人に接するという態度があれば、概ねストリート・スマートだといえるのではないかと思ったからです。まあ、昔からいわれている「機転の利く人」ということなのかも知れません。

高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人 (小学館101新書)

高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人 (小学館101新書)

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今月の読書 8冊
1月からの読書 13冊
夜、里緒ちゃんと一緒に嵐のテレビを見ていたら、何と松岡正剛先生がゲストで出ていた。これまでに読んだ本は7万冊とも8万冊ともいわれる知の巨人が嵐の櫻井君を相手に読書術を伝授。ポイントは2つ。1)目次読み、2)シルシル。目次で本の主張をきちんと捉えることと、赤ペンと青ペンで本に印しを付けて本の内容を知る(シルシル)ことですね。これは、実はフォトリーディングと同じです。本の全体概要をきちんと理解してから本を読むことで、大事なポイントをきちんと抑えられるということですね。赤ペンと青ペンのシルシル術は正剛先生のオリジナル。でも、3色ボールペンの齋藤孝先生もいることですし、まあ、読書術というのは概ねこういうものなのかも知れません。大事なことは、「読むことが無駄だと思ったら途中で読むことを辞める勇気だ」と池田信夫さんか誰かがいっていましたが、その通りだと思います。