りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

経済成長への最高裁の役割

このところ、毎日日経新聞の記事について書いているような気もしますが、今日は一目均衡の標記の記事。まず、驚きながらも納得したこととして、高齢化指数(60歳以上の人口/20-39歳の人口)を横軸に、縦軸には各都道府県の国会議員1人当たりの有権者数をとると、衆参いずれも右肩下がりの近似線上にほぼ見事に並ぶという事実。国会では地方の高齢者の声が過大に優遇され、逆に若年層の声は反映されにくい構造になっている。さて、表題。最高裁の過去の司法判断の結果、衆院は3倍未満の格差なら合憲という見方が広がっているという。政治家が自らの首を絞めるかも知れないこの歪みに手を付けないのはある意味当然。そして、最高裁の過去の司法判断は、多数派判事が政治権力と正面対立することを避けてきた結果というわけだ。この文章の結びは、グーグルを例にあげ、「米グーグルは様々な物議をかもし、多くの訴訟を仕掛けられながらも、利用者をワクワクさせて急成長を続ける。推進力は技術革新とこれをすぐに取り込める柔軟な法制度だけではなく、社会のために良きことだと信じれば「正面突破」する創業者らの脳みそだ。日本の歴代最高裁判事の主流派とは大きく異なる。」と結んでいる。結局、闘うことを忘れ、事なかれ主義で行こうとするところが、日本の勢いを無くしている原因なのかもしれない。