りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

我、未だ木鶏たりえず

昨日、白鵬の連勝が63でストップした。止めたのは稀勢の里白鵬の連勝がストップしたことで、新聞では双葉山の記事が出ていました。双葉山の連勝がストップした時、親しく付き合っていた陽明学者の竹葉秀雄さんが打った電報は「咲くも良し、散るも又良し桜花」というものです。これはこれで美しいですね。そして、これに返した双葉山の電報が、有名な「我、未だ木鶏たりえず」です。これは実は荘子の言葉らしい。あふれる才能を内に秘めながら、そんなものは私には関係ありませんといった顔で立っている木鶏の姿こそ、荘子にとっての理想の人間像ということみたいです。能ある鷹は爪を隠すというのかな。論語にも通じるものがありました。
子曰く、
吾れ十有五にして学に志ざす。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳従う。七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。