りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

My fitness Report 100920 & 悪人

安室ちゃんの誕生日です。おめでとうございます。
さて、今日も奥さんと映画を見に行ってしまいました。吉田修一さん原作の「悪人」。原作はとっても良くて、「やっぱり、吉田修一は天才だ!」と思うほどの作品でしたし、映画はモントリオール映画祭深津絵里さんが主演女優賞を受賞した作品。とにかく期待が大きな作品でした。昨日見た「海猿3」も決して悪い作品ではなかったのですが、映画には「楽しいだけでない何か」を求めてしまう私には、ちょっとだけ物足りなさがあって、隣で上映していた「悪人」がどうしても気になったというのが2日続けて映画を見た理由です。結果は・・・良かった。本当によかった。原作とは若干異なる仕立てになっていましたが、原作のモチーフを崩すことなく、むしろ「本気で出会いを求めていたふたり」を妻夫木聡さんと深津絵里さんが上手く演じていました。妻夫木は悪人だったのか?殺された女性は悪くなかったのか?殺される直前の彼女の暴言が無ければ殺人は起こらなかったのではないか?また、彼女を峠に置き去りにした大学生は悪人ではなかったのか?殺された女性の父親が殺した犯人だけでなく、峠に置き去りにした大学生に怒りを感じたのはまさに必然。柄本明さんの父親が良かったです。事件をおもしろおかしく語る学生に、益々の怒りを感じ、スパナを握りしめながら殴れなかった父親は、本当に常識的でやり場の無い怒りを上手く体現していました。深津絵里さんはこういう役もできるんですね。SMAP木村拓哉さんが「深津絵里さん=女優、優れた女と書いて女優」と評したと言われているそうですが、いや、本当に良かった。妻夫木さんも疲れた感じが出ていて凄く良かったですけどね。実際、どこにでもあるような話かも知れない。地方の若者が抱える問題点を背景に「本当の出会い」を求めて、不器用に出会い系サイトに期待を掛ける若者。小綺麗な都会の男女はこうした不器用さを笑い、馬鹿にして、足蹴にする。誰が本当に悪人か。本当に考えさせられる作品でした。自分的には、もう少し人の話を真摯に聴こうと思いました。
家に帰って、夕方から3本。最近は2本走るのも辛いと奥さんに話していて、今日も2本をひとつの目標としていましたが、このまま2本しか走らないと、もう一生長距離は走れないような気がして、今日は少し頑張って3本。疲れたけど、いつも以上の爽快感と達成感がありました。映画の帰りに購入したストレッチポールも大活躍。3本走って、シャワーを浴びて、ストレッチして少し瞑想したら、心も体もスッキリしました。今日は有意義な一日でした。
[DATA]
本日の走行距離 16.2km(run)
1月からの走行距離 439.3km(run)