りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

不毛地帯

ついに、フジテレビ開局50周年記念ドラマ「不毛地帯」が始まりました。主演は唐沢寿明さんです。第1回目の今日は、2時間18分と映画なみの拡大版で、原作と違い「シベリア抑留」の話と「商社マン時代」が交互に出てくるという構成で、原作を知らないともしかしたらわかりづらいかなと思いながらも、とても迫力のある見応えのある作品に仕上がっていました。読売新聞の評論も「引き上げ後がいかにも健康そうなのが、多少違和感だが、それ以外は全て素晴らしい。圧巻」と書いてありましたが、まさにそんな感じです。めざましテレビに出た唐沢さんの話では、抑留シーンを撮るために、7kgの減量をしたらしいのですが、すぐに商社マン時代を撮るに当たって体重を戻したりしたので、なかなかそんな風に見えなかったとのこと。これは作品を作る側の都合ですね。
不毛地帯は今から10年近く前に原作を読みました。山崎豊子さんの小説で、「大地の子」「二つの祖国」と併せて戦争三部作といわれているということで、夢中になって読んだ覚えがあります。当時「大地の子」がNHKでドラマ化されていて、それで「大地の子」を読んだのがきっかけで、「二つの祖国は」昔大河ドラマで見たことがあったので、それを思い出すように読んで、最後にこの「不毛地帯」を読みました。山崎さんの小説は常に読み応えがあり、そして決して外れがありません。「白い巨塔」も「華麗なる一族」もそれから「沈まぬ太陽」も読みましたが、いずれも大変面白かったです。
今から6年前、唐沢さんの財前教授「白い巨塔」にはまりましたが、またこれもはまりそうです。