昨日、「昭和」を点検するを読んで、いろいろ思うところがあったわけですが、今朝、日経新聞の朝刊の1面囲み記事「金融資本主義の誤算4」を読んでいて、どうしてもtake noteしておきたくなりました。
「・・・スウェーデン、フィンランド、ノルウェー。三カ国は80年代末以降不動産などのバブル崩壊で次々と金融危機に陥った。カネ余りによる資産価格の高騰、銀行リスク管理の甘さ、金融監督の不備−バブルの要因は米国と同じだ。だが、対応は素早かった。スウェーデン政府は危機が表面化した直後に銀行の国有化を断行。不良資産の分離、経営責任の追及、合理化と一気に手を打った。企業の生産は危機の3年後には拡大の軌道に戻った。対応が遅れたのは日本だ。RCCを立ち上げても危機は終わらなかった。損失を出して不良債権をRCCに売る銀行も、経営状態が深刻と見られてしまう企業も、責任を恐れて積極的に利用しなかった。大胆な政策を先延ばしする間に銀行の資本は傷み続けた。貸し渋りに拍車がかかり、企業の経営は一段と悪化、銀行の不良債権は膨らんだ。金融危機と実体経済悪化の悪循環に陥ったのだ。日本の株価が底を打ったのは、RCC発足から4年たった2003年。景気の底割れに直面した政府が銀行と企業を同時に再生する産業再生機構を立ち上げ、りそなグループへの資本注入にも踏み切った。・・・」
です。どうしようもならなくならないと、動かないんですね。事態に対する過度な楽観視、責任追及の甘さなんでしょうか。
PS
REDsは名古屋と引き分けてしまいました。昔から・・・名古屋とは相性悪いですね。Jリーグが始まって、最下位争いをしてきたころも、J2陥落の年大敗した相手も、確か名古屋でした。まだ優勝戦線に残っている訳ですし、まあ、引き分けは良しとしましょう。
