りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

調べる技術 書く技術

 佐藤優さんの「調べる技術、書く技術」を読みました。書いてあることは、今まで佐藤さんが色々なのところで書いていることかな。正直あまり目新しいものはなかったような気がします。まあ、情報収集には身銭を切ってお金を掛けるべきといいながら、どのくらいを目安にしたらよいというところまで書いているのが実践的かな。ノートについても今までも書いていたような気がするけど、やはり具体的な物があった方がイメージしやすかった。こういうのは具体例を示してほしいかな。今回はNHKのWebNEWSをブックマークに登録しただけでした。ただ、スタディサプリは真剣に検討しようかな。

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今月の読書 5冊

1月からの読書 53冊

My fitness Report 190811

帰省している慎平君のスマホの機種変更。今回はGalaxyS10にしました。確かに曲面のフォルムが美しい。Docomoの人の話では性能もかなりいいらしい!眼鏡も作って、ランチして帰宅。

私は夕方からフィットネスクラブへ。今日はあんまり調子よくなかったのだけど、走ってみたら意外に大丈夫でした。いつもより気持ち多めの11.1km。かなりの汗。やっぱり有酸素運動は続けないといけないですね。いよいよこのフィトネスクラブもあと2回です。9月からはどこに行こう・・・

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本日の走行距離 11.1km

今月の走行距離 18.6km

1月からの走行距離 351.5km

火花

売れない芸人の生活って、こんなものかな。誰もが持っている「面白いもの」をきちんと表現する。その「面白いもの」を「面白い」と思ってもらえるかは表現できた先。全然判らないものが受け入れられたりする一方で、命を削って、考えて、考えて、考えたものが受け入れられない。それはある意味で凄く残酷なのだけど、そういうある意味捨てられた「笑い」が土台にあって、今の売れている芸人がいて、売れている漫才があるということなのかな。

でも、何か違うように感じた。人が何に「面白さ」を感じるかは人それぞれ違う。個人個人の違いもあるけど、少なくとも万人の受け入れられるものっていうのは無いんじゃないかな。だから、マーケティングではないけど、何が面白いかではなくて、最初は誰にとって面白いものを作るのかという「誰」を決める必要があるんじゃないかと思った。そして、芸人というからには、売れる「芸」もなくてはいけない。誰に何を届けるか?自分たちが面白いものを面白いと思ってもらおうなんて、勘違いもいいところ。見ていて、そんなことを感じてしまいました。

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海の見える理髪店

 荻原浩さんの「海の見える理髪店」を読みました。短編集です。本のタイトルでもある「海の見える理髪店」。とても意外なオチでした。店主が自らのことを語りすぎるなと思ったのだけど。なるほど。あとは「成人式」がちょっと来ました。あとは、正直あまりピンと来ませんでした。荻原さんの作品は心の微妙な葛藤を描くところが特徴なのかもしれないけど、自分が大雑把すぎるのか、そういう葛藤は時としてイラっとしてしまうことも有って、合わないところは合わない感じがします。昔読んだ「明日の記憶」はとても良かったのだけど、自分の中ではこれを超えていないなと思ってしまいました。

海の見える理髪店 (集英社文庫)

海の見える理髪店 (集英社文庫)

 

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今月の読書 4冊

1月からの読書 52冊

上級国民/下級国民

 橘玲さんの「上級国民/下級国民」を読みました。基本的にはこれまで橘さんが述べてきたことと同じ。現代の社会変化は「知識社会化・リベラル化・グローバル化」という巨大な潮流のなかにいることによって起こっているということ。知識社会では、ひとびとは「知能」によって分断されるということ。リベラルな社会では努力によって変えられないことによる差別はいけないことだが、努力すればできるとみなされていることができないことは自己責任となること。つまり知能が足りないことは自己責任であり、そういう競争がグローバルな世界で行われていることで、上級国民と下級国民が分断されているというのが現実であるということ。白人であるとか、日本人であることにしかアイデンティティを保てない人は、他者に攻撃的であり、いわゆるネトウヨなどになってしまうということみたいです。これはこれで結構残酷な話なのだけど、もっと残酷なのは、次の一文。

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「経済格差」がなくなれば、その根底にある「性愛の格差」がよりはっきりと姿を現わすことになるでしょう。それはおそらく、いまよりもっとグロテスクに「分断」された社会にちがいありません。

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非モテは本当に厳しい世の中になりそうです。

[note]

・平成の日本の労働市場では、若者(とりわけ男性)の雇用を破壊することで中高年(団塊の世代)の雇用が守られたのです。

・「生産性の高い製造業が海外の市場や安価な労働を求めて海外移転を進めたこと」と、「大企業が国内において、おそらく労働コストの削減を求めて、生産の拡大を子会社に担わせ企業内ではリストラを進めたこと」を挙げています。

・日本では、報酬の高い産業(製造業)から低い産業(サービス業)へと一貫して労働力が移動したため、これによって市場経済の実質付加価値を6% 減少させたと深尾さんは試算しています。

・日本経済の問題はITへの投資額が少ないことではなく、投資の成果が出ないことです。

・日本では、雇用対策を優先したため、社員の仕事を減らすような業務のアウトソースができず、子会社や系列会社をつくって社内の余剰人員を移動させるという対応がしばしば行なわれてきました。しかしこれでは、個別の企業にとっては労働コストの削減にはなりますが、経済全体の生産性上昇にはつながりません。

・日本では、ITの導入が組織の合理化や労働者の技術形成をもたらさず、割高な導入コストや、異なったソフトウェアを導入した企業間の情報交換の停滞も相まって、生産性の停滞を引き起こしたというのです。

・日本では、逆に会社間の差が広がっているのです。

・平成が「団塊の世代の雇用(正社員の既得権)を守る」ための 30 年だったとするならば、令和の前半は「団塊の世代の年金を守る」ための 20 年になる以外にありません。

・社会がリベラルになればなるほど、何歳になっても働いて納税したり、リタイアしてからも健康の許すかぎり地域のボランティアに参加するなど、「自分はこうやって社会に貢献している」とアピールしなければなりません。

・(オランダでは)生活保護の受給者は、職業紹介所から斡旋された仕事が「一般的に受け入れられている労働」であるかぎり、これを拒むことができないのです

・知識社会における経済格差とは、「知能の格差」の別の名前でしかありません。

ポピュリズムとは「下級国民による知識社会への抵抗運動」 だからです。

・貧しいひとびとの「経済合理的」な行動によって、裕福な国のベーシックインカムは確実に破綻するのです。

上級国民/下級国民 (小学館新書)

 

貧しいひとびとの「経済合理的」な行動によって、裕福な国のベーシックインカムは確実に破綻するのです。

 

上級国民/下級国民 (小学館新書)

 

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今月の読書 3冊

1月からの読書 51冊

ファミリーデイ

年に1回のファミリーデイという会社のお祭り。今回が8回目らしい。朝から社員の子供たちが会社に遊びに来て、午後は職場見学、夜はパーティーという流れ。奥さんが面白そうだからということで、夜の部だけ遊びに来て、しきりに感心していました。子供たちが小さいときにこういうのが在ったら面白かったんだけどね。今年は奥さんが来たことで、パーティーにフルに参加。結構色々な人とも話しました。素直に楽しめばこれも楽しい。

生涯健康脳

 瀧靖之先生の「障害健康脳」を読みました。脳のことは興味があって、今までもいろいろな本を読んできたので、知識として知っていることもありましたが、とても勉強になりました。思わず、整理して書き出してしまいました。

<睡眠が認知症の原因物質を洗い流す>
・質の良い睡眠をとることが認知症を予防する
・睡眠時間が短い高齢者は脳の老化が早い
・十分な睡眠時間が、萎縮の無い健康な脳を保つために必要であることが明らかになりました
・睡眠には「ストレスを取り除く」という働きもあります
・理想的な睡眠時間は7時間程度とされています
・昼間日光を浴びる時間をつくると、体内時計が機能して夜寝付きやすくなります
<有酸素運動が脳を活性化させる>
・「有酸素運動」こそが脳のために最も良いことなのです
有酸素運動の脳にもたらす効果は、認知症の改善にも効果が高いと注目されています
有酸素運動をすると、脳にとって大切な栄養素が作られ、それが海馬の体積を大きくして認知機能を高めるということがわかったのです
有酸素運動はさらに「認知症」を引き起こす原因の「アミロイドベータ」を壊す酵素を発生させたり、脳への血流を増加させたりします
・同時に二つの作業を行うことをしていくと脳の複数の領域を使うことになり、脳は活性化され「認知症」の予防にまでつながるのです
<飲酒が脳を萎縮させる>
・アルコールの摂取量が多い人ほど脳に萎縮がみられ、中でも「前頭前野」の領域が萎縮していることが分かったのです
・お酒は飲めば飲むだけ脳は萎縮し、飲まなければ飲まないほど萎縮しないということです
<ストレスは海馬を萎縮させる>
・食生活を整え、適度な運動を行い、肥満を改善することが認知症予防には重要ということなのです
・糖尿病ではインスリンが不足するために、アミロイドベータたんぱくが分解されず、脳に蓄積しやすくなるため、認知症になりやすい
・仕事のストレスは、仕事量や仕事の責任の重さより、仕事に対する「コントロール・アビリティ」が高いか低いかによって決まるとされています
<脳の最高の栄養素は知的好奇心>
・人は好奇心を抱いているときには「ドーパミン」が分泌されて記憶効果がアップする
・好奇心を持って取り組んだ時の記憶効果は、「短期的な記憶」だけでなく「長期的な記憶」になることがわかりました
・日記の中で「喜び」「幸せ」「感謝」などのポジティブな表現をたくさん使っている人ほど長寿であったという結果が出ています(アメリカの修道女の調査)
・好き嫌いや快不快の感情は、「扁桃体」から「海馬」に伝えられ、心が揺り動かされるような出来事は強く記憶されます
・感情を豊かにすることが、記憶力を高め、脳を健康にすることが判ります。日々、会話を通して笑ったり、映画やテレビで感動して涙を流したり、楽しいと感じることは脳のためにとても良いことなのです
・脳はこれまでにやったことのないことをすると、様々な領域が活性化します
・新しい知識を学んだグループは、「記憶力」や「処理速度」が以前よりアップしたのです
・音楽には精神面に良い作用を及ぼすだけでなく、脳の働きにとても良い効果があるのです
<脳に良い食事>
・脳に長い間エネルギーが保たれる「GI値」の低い食べ物のほうが脳に良いのです
・全粒粉のパンやライ麦パン、ご飯も玄米や雑穀米の方がよりGI値は低くなります
<脳はあきらめない>
・記憶や脳の中枢を担う海馬だけは、いくつになっても神経細胞が新しく生まれ、海馬の体積を増やすことが分かったのです
・脳には外部からの刺激や作用によって形が変化する「可塑性」のあることがわかったのです
・本人が諦めないと脳もあきらめない

生涯健康脳 (幻冬舎文庫)

生涯健康脳 (幻冬舎文庫)

 

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今月の読書 2冊

1月からの読書 50冊