りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ボクの妻と結婚してください。/バクマン。

東京ラブストーリーの再放送を見ながら、永尾完治の煮え切らない態度にイライラし、この作品の主人公、放送作家の三村修治にもイライラしていたけど、途中から涙している自分がいた。もっとストレートに自分の気持ちを伝えて、一緒に企画を楽しんでも良かったんじゃない・・・って思う自分もいるし、例え最愛の家族であっても、自分がいなくなった時の家族の幸せの形をプロデュースしてほしくないんじゃないかなと思ったりもしたのだけど、それでも愛が伝わってきた。修治の企画を奥さんや田中正蔵さんがしっかり受け止め、こっそり幸せな芝居を演技してくれたところにも愛を感じた。放送作家が人生最後の企画、「自分の死を楽しいに変える」を考えた。そこにはサプライズがあった。そしてそのサプライズを知ってもなお演じる人がいた。良かったです。なるほど最初のイライラも必要だったということですね。ぐっとくるものがありました。

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マンガは日本の文化だから・・・とかいうつもりは無くて、単純に面白い。最近は映画やドラマの原作がマンガっていうのも多くて、作品のクオリティがどんどん上がっているのも事実。マンガは小説と違って文章ではなくて絵で伝える。絵に伝える力が無いといけない。そして、その絵には動きが無いといけない。「マンガは読んでくれる人がいて、はじめてマンガだ」という言葉の意味は大きい。マンガはストーリーをもって読者に何かを伝えないといけない。面白いものでも、感動するものでもいいけど、伝えないといけない。マンガ界を引っ張ってきた少年ジャンプはそれが「友情」であり「正義」であり「勝利」だったということかな。そして、面白さはいつも読者がジャッジしている。
また、マンガの作りては作り手として大変な苦労をしている。〆切との戦い、読者からの評価。色々な苦労をしながら作品を届けようとしている。そんなこんなに面白さを加えて、伝えてくれる作品でした。

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