改めて思うけど、牛河っていうキャラクターはなかなかいいですね。あ~明らかにそんな感じっていうイメージです。この本は何をモデルにしているか、比較的判り易いわけだけど、改めてこの小説で何を村上春樹さんは問いかけているのかを考えないといけないなと思ってきました。村上さんの小説によくあるパターンだけどパラレルに進む複数の物語が、最後は一つに集約されていく。今は3つの物語で形成されているけれども、シーンはどんどん共通化され、視点だけが異なっている。さて、話が収束に向かいつつある中、この本のモチーフはどこにあったか、改めて考えないとと思いました。
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今月の読書 5冊
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