りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ブラックペアン 1988

 海藤尊さんの「ブラックペアン 1988」を読みました。もちろん、TBSドラマの影響。ドラマとは少し設定が違って、心臓外科ではなく総合外科。特に消化器科なのかな。食道癌がメインみたい。テレビでは渡海先生を二宮和也さんが、高階講師を小泉孝太郎さんが、そして佐伯教授を内野聖陽さんが演じているわけだけど、二宮さんの背がもう少し高かったら、完全にイメージ通りかな。良いキャスティングだと思います。

最初のころは、東城大佐伯外科教室に京華大のビッグマウス高階教授が表れて、佐伯教授の専門分野食道癌の手術を「スナイプ」が簡単に行えるようにするという革命的な宣言をして引っ掻き回すところからスタートする。こういう中で、大学という縦社会の人間関係に嵐を巻き起こす存在はよくある話。腕はいいけどちょっと異端な渡海先生の存在もありがちなパターン。それはそれなりに面白いのだけど、最後になってブラックペアンの真実が明かされる。これにはびっくり。想定よりちょっと奥が深かった。これが、テレビドラマでどう展開されるのか、とても楽しみになりました。

新装版 ブラックペアン1988 (講談社文庫)

新装版 ブラックペアン1988 (講談社文庫)

 

[DATA]

今月の読書 1冊

1月からの読書 29冊