りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

君たちはどう生きるか

 吉野源三郎さんの「君たちはどう生きるか」を読みました。宮崎駿監督や池上彰さんも推奨していて、先日会った先輩も激賞していたので、読んでみたのだけど、なるほど面白かった。面白いというか、引き込まれたというのが正しいかもしれない。内容はいたって硬派。中学生のコペル君に叔父さんが人生を指南する形で、叔父さんがコペル君のために書いているノートを読むときは、思わず赤ペンを手に持って読んでしまいました。きわめて道徳的な本ではあるし、加えて物事をどう捉えたら良いのか、どんな風に考えていったらよいのか、本当に偉いことってどういうことか、など改めて説得力のある話が続きました。特に・・・「心に感じる苦しみやつらさは人間が人間として正常な状態にないことから生じて、そのことを僕たちに知らせてくれるものだ。そして僕たちは、その苦痛のおかげで、人間が本来どういうものであるべきかということを、しっかりと心に捕らえることができる」という言葉はとても心に残りました。

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

 

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今月の読書 7冊