りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

経営学では学べない戦略の本質

 折木良一さんの「自衛隊元最高幹部が教える経営学では学べない戦略の本質」を読みました。折木さんは自衛隊の第3代幕僚長であり、確かに自衛隊の最高幹部。実践で鍛えられた戦略論を学べることは非常にありがたいです。

でも、比較的一般的な話かなというところもありました。まあ、応用はともかく、要諦は同じということかな。そして、実は一番大事だなと思ったのは「戦力回復」=休むことだと思いました。

・戦略目的の不明確さや不徹底は、戦況が苦しくなればなるほどに、現場の作戦に致命的な影響を及ぼす
・戦力の出し惜しみ、ダメージコントロールを重視しない攻撃偏重も日本軍という組織の問題であり、ミッドウェイ海戦敗北の要因であった
・古来より作戦の基本原則には「集中」と「統一」があります
・戦術から戦略という概念が大きくなるにつれ「兵站(後方)」という概念の比重が大きくなります
地政学が国家が行う政治活動を地理的環境、条件と結び付けて考える学問であったのに対し、地経学とは、政学的な利益を経済駅手段で実現する政治・外交手法
・日本人のすべての行動やコミュニケーションには「相手に気を使って優しく接することで、周囲の人に好意を持ってもらいたいという他者依存」のバイアスがかかっている
・絶対に負けないためにも「休む」ことによってその闘いを継続する意識が必要なのです
・第一の自信=できるという自信、第二の自信=自分の体力や生き方に対する自信、第三の自信=守ってくれる仲間がいる、愛されている、必要とされている自信。この3つの自信が人間の生きる力の根底を支えている

自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質

自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質

 

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