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「第5の戦場」サイバー戦の脅威

 先週の講演後、伊東寛さんの本を3冊購入。最初はこの「『第5の戦場』サイバー戦の脅威」を読みました。第5番目の意味は、陸、海、空、宇宙の次という意味です。2012年の本なので、今となっては少し情報は古いかもしれないけど、事例を交えて各国の状況など理解を助けるものでした。ただ、正直いうとほぼほぼ知っている内容。身の引き締まる思いはするけど、新鮮さは感じませんでした。でも「第5章 日本のサイバー戦略の現状」はちょっと衝撃的でした。世界ではテロを犯罪ではなく戦争ととらえているようにサイバー戦も戦争と捉えられている事実。そこは自衛隊出身者らしく、犯罪と戦争がどう違うかということをきちんと整理してくれている。一言でいうと、戦争と定義すればルールはないということ。きちんとしたルールで犯罪を裁くのではなく、何でもありで、勝ったもの勝ちということが最後の意味でした。他国に行ったら、その国の法律に合わせるのではなく、世界中どこでもどんな手段を使ってでもやるということですね。そして、それに対して日本の体制は全然できていないということ。ここで自衛隊論議が出てくるとは思っていなかったけど、専守防衛というのは確かにこういう面でも一切不利な訳です。日本は、いろいろな意味で時代遅れであり、考え直さなければならないと考えさせられる一冊でした。

「第5の戦場」 サイバー戦の脅威(祥伝社新書266)

「第5の戦場」 サイバー戦の脅威(祥伝社新書266)

 

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