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やりなおし高校世界史

日記 読書

津野田興一先生の「やりなおし高校世界史」を読みました。大学入試問題で考える歴史ですね。やっぱり先生によって書き方のテイストは違うのだけど、大学入試問題(論述問題)は出題者が歴史をどう見て、どういう理解をしていてほしいかというところがスタートなので、非常に勉強になるというのは同じですね。

本書の構成は、1)近代19世紀国民国家建設の時代、2)現代20世紀前半の国民国家の完成期、3)近世から現代へ国家と戦争、という構成で基本的には現代社会に起こっている問題を歴史の視点から見てみるというコンセプトで書かれている感じかな。国民国家(=一つの民族が、一つの言葉を持ち、一つの文化を共有し、一つの国民という意識を持ち、一つの国家をつくる)がどうして生まれてきたのか、国家の総力戦となった第一次世界大戦の持つ意味、国民国家形成の中で分裂した帝国、革命によって生まれ変わった帝国などを整理すると現代の問題の根源が見えてくるということでしょうか。やはり、今の問題につながっているというところが一番のみそ。大変勉強になりました。

やりなおし高校世界史―考えるための入試問題8問 (ちくま新書)

やりなおし高校世界史―考えるための入試問題8問 (ちくま新書)

 

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