状況は判らないけど・・・

本日もお義母さんの症状には変化はないみたい。「手を動かしてみて」というような問いかけに反応できているよう。意識不明という訳ではないのかもしれない。

今回のことで少しまとめてみました。脳梗塞には、1)ラテナ梗塞、2)アテローム血栓脳梗塞、3)心原性脳梗塞の3つがあり、お義母さんの場合は3番目の心原性脳梗塞に当たるようだ。これは、「心臓で作られた血の塊が脳の血管まで運ばれて詰まってしまう病気のこと」のことをいい、突発性で梗塞巣も大きく、重症化し易い傾向があるらしい。これが、意識障害へとつながるメカニズムは、1)広範な梗塞巣周囲に脳浮腫が出現する、2)脳浮腫によって頭蓋骨内で全体的に脳が腫れた状態となる、3)脳全体が腫れることで脳幹が圧迫され、意識障害が出現するという流れらしい。この脳浮腫がなぜ起こるのかというと、脳梗塞を起こしたことで脳細胞が低酸素に陥り、細胞障害性浮腫になるという説明。さらに、細胞障害性浮腫を調べてみると、「毒物や低酸素状態などにより細胞の物質代謝が阻害されるために起こるもので,細胞内に水とナトリウムイオンNa+が流入し,細胞は腫大する」ということらしい。まとめると、脳血栓により脳に血液が流れなくなった部位は脳梗塞となり、細胞的には酸素が運ばれなくなることで、代謝が阻害され、細胞内に水とNa+イオンが流入して腫大化してしまう現象ということみたいだ。文献によって異なるけど、この脳浮腫は3日~1週間程度で収まるらしいが、最大化した時に脳幹部への圧が高まり心不全、呼吸不全を起こすことが最大の懸念事項。

治療法は、初期の段階で血栓溶解療法が用いられるみたいだが、3日目の段階では脳浮腫の軽減が第一ようだ。脳浮腫を軽減させる目的で、グリセオール(10%グリセリン・5%果糖溶液)やマンニトールという薬の溶液を使うもよう。 これらを点滴すると血液の浸透圧が高くなり、脳にたまった水分を血管のなかへ誘導し、むくみを軽減させる効果があるらしい。このほか、脳梗塞の発作を起こしてから24時間以内に使用すると効果のある脳保護薬、エダラボンが2001年6月に世界に先駆け、わが国で認められたことから、この脳保護薬も使われているかもしれない。いずれにせよ、そんな状況。

やはり一週間は様子見。そこを過ぎれば、重篤ながら安定期と考えられるかもしれない。脳浮腫が完全になくなるには数週間から数か月かかるらしい。その段階で意識が戻るのかもしれないが、恐らく現状のままと思われる。栄養補給のために、経鼻経管栄養か胃ろうの選択を求められると思うので考えておく必要がありそう。文献をいくつか見る限り、胃ろう造設が良いように思うが、胃ろうは延命措置のような気がして何とも。とりあえず、明日は見舞いに行こうと思います。