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何者

何者、見てきました。まず、最初に感じたこと・・・子供たちの内定が出ていて、本当に良かったと思う。「内定が出て、自分を全部肯定されたような気分になる・・・」という光太郎のセリフがあるのだけど、逆に言うと内定が出るまでは「自分が全否定されているような気分になる」ということでもあり、就活で苦戦するとまず、そういうネガティブな気持ちから抜け出せなくなるんだなという思いが凄く伝わってきました。ただ、この映画の本質はそんなところではなくて、たぶんタイトルでもある「何者」。最後は拓人の裏ツイッターが公開されるのだけど、冷静に友達?を分析し、その分析は確かに当たっているかもしれないけど、どこか人を見下した態度。学生時代にいろいろ経験して、いろいろやってきて、でもそういうものを全部剝ぎ取ったら、何がその人として残るのか。確かに、この映画のキャッチは「恋愛、友情、就活、裏切り。これが僕たちのリアル。」でした。この友情はどこか嘘っぽいと最初から感じていたけど、やっぱりそうなんだなと。とても、不思議なのだけど、この映画を見終わった時から、無性に勉強がしたくなった。そういう肩書を取ったら自分に何が残るのかって、それはいつも自分が不安に思っていることだからなのかな。勉強している時だけが、何故かホッとできる。何か一つ理解すると、何か一つ階段を昇れたような気がする。でも、その階段の先がどこなのか全然わからない。そういう不安というか、こういう勉強は意味があるのかっていう不安はとてつもなく大きいし、仮に資格をとっても、その資格がなかったらという自分のアイデンティティへの不安は消えることがないことはわかっているけど・・・そういうことを考えさせられる作品でした。

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