入山章栄さんの「世界の経営学者はいま何を考えているのか」を読みました。この本、素直に面白かったです。そして、とても刺激になりました。特にPARTⅡ世界の経営学の知のフロンティアが良かったです。いろいろな分野の最先端の研究の紹介という形をとっているのですが、とても説得力があり、また丁寧な(やさしい?)解説なので非常に良くわかりました。あとがきにもありましたが、これ以上きちんと学びたければ、原典にあたって英文で読むということが必要なのかもしれません。
冒頭、ドラッカーやハーバード・ビジネス・レビューが経営学じゃないんだというところからこの本は始まります。経営学は学問として科学を目指しているというところも何となく目から鱗のような気がしました。一方で、経済学のような定式化というのを目指しているわけでもなさそうな書き振りがありました。その落ち着き先はちょっとわからなくもありますが、とにかく刺激的な一冊でした。
世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア
- 作者: 入山章栄
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2012/11/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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