映画「マネー・ショート」を見てきました。面白いというか、正直憤りのようなものを感じました。サブプライム問題に端を発した金融危機については何度か調べたことがあるので、状況は判っていると思っていたのだけど、最後にやはり強いものは救われ、一番悲劇は弱者を襲うというのは何ともやるせない。あと、まじめにリスク管理に取り組んできた立場からすると、破綻前の住宅ローン市場はまさに狂気。経済は理屈では動かないところがあるなとしみじみ感じました。しかし、この映画MBS(不動産担保証券）、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ）、CDO（債務担保証券）という商品が判らないとちょっと厳しい映画でした。途中で奥さんに解説したかったのだけど、さすがに映画館では無理でした。
