りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

タモリと戦後ニッポン

 近藤正高さんの「タモリと戦後ニッポン」を読みました。この本、武田鉄也さんの「今日の三枚おろし」で取り上げられて興味を持ったのですが、ポイントが戦後ニッポンにあるせいか、密室芸人タモリさんが世に出てくるまでの話は面白いのだけど、そこから先は文化論になっていて、ちょっと愉しみたいと思って読んだ割にはどっぷり文化論でした。でも、確かにデビューしたてのタモさんは、とても際物で、またそれが面白かったなとそんなことを思い出しました。確かに和田アキ子の「うわさのチャンネル」でアイパッチをして、真ん中分けのタモさんが、四ヶ国語麻雀やイグアナをやっていたのを思い出して、笑っていいとも最終回のタモさんからは想像できない芸風だなと、何かそんなことを思い出しました。まあ、私はこの本に何を求めていたのか。ただ、昭和という時代がとてもダイナミックだったこと、日本は貧しいながらもバイタリティがあって、タニマチみたいな人もいて、今とは違う時代の雰囲気を持っていたことがよく理解できました。あと・・・ちょっとしか出なかったけど吉永小百合さんへの印象もまた、少し変わりました。

タモリと戦後ニッポン (講談社現代新書)
 

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