野口悠紀夫先生のダイアモンドオンラインの記事「マイナス金利は量的緩和と矛盾 欧州でも実体経済に効果なし」を読んで、やっとマイナス金利の影響について合点が入ったような気がする。
メカニズムを要約すると以下の感じでしょうか。
1)当座預金でマイナス金利というペナルティを課すと
3)結果として利回りが低下する
★国債を買い入れようとするとより高い価格でなければ買わない=矛盾
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4)余剰資金が増加すると
6)長期金利も低下する(イールドカーブの傾きに変化がないとして)
7)結果としての円安
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8)企業の内部留保は大きいので、貸し出しは増えない(海外を除く)
9)銀行収益を圧迫する
10)金融機関はどこにコストを転嫁するか?
★貸し出し金利に転嫁するとより貸出が増えない=当初目的と矛盾
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ECの場合は金利を下げ、ユーロ安になったが
物価上昇率には影響がなく、貸し出しも増えないという結果になった。