りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

マイナス金利は量的緩和と矛盾 欧州でも実体経済に効果なし

野口悠紀夫先生のダイアモンドオンラインの記事「マイナス金利量的緩和と矛盾 欧州でも実体経済に効果なし」を読んで、やっとマイナス金利の影響について合点が入ったような気がする。

http://bit.ly/1NRQDaW

メカニズムを要約すると以下の感じでしょうか。

1)当座預金でマイナス金利というペナルティを課すと

2)低利回りでも国債の方がメリットがあり、国債購入が進む

3)結果として利回りが低下する

国債を買い入れようとするとより高い価格でなければ買わない=矛盾

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4)余剰資金が増加すると

5)短期金利が低下する(マイナス金利により歯止めを失う)

6)長期金利も低下する(イールドカーブの傾きに変化がないとして)

7)結果としての円安

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8)企業の内部留保は大きいので、貸し出しは増えない(海外を除く)

9)銀行収益を圧迫する

10)金融機関はどこにコストを転嫁するか?

★貸し出し金利に転嫁するとより貸出が増えない=当初目的と矛盾

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ECの場合は金利を下げ、ユーロ安になったが

物価上昇率には影響がなく、貸し出しも増えないという結果になった。