岩田松雄さんの「ミッション」を読みました。岩田松雄さんは元スターバックスのCEOで、その前はBODY SHOPのCEOでした。両者に共通するのは社会に対する会社としてのミッションがあること。私的にはプリンシプルベースの会社といえるかもしれません。
「社員を大切にしない企業は、けっしてブランドには成り得ないし、ミッションの実現はできない」
「ミッションを徹底教育した後は、権限委譲（エンパワーメント）をして、その実現のための自主性と創造性を発揮すること。これこそが、スターバックスの接客の核心なのです」
「いくらマニュアルにたくさんケースを書き込んでも、想定外のことが起こるのが現実。ならば、根本となるミッションの教育さえしっかりしていれば、その場その場で判断して対応できる」
「ミッションのあるところは、空気感があきらかに違う。ミッションこそが、ブランドを形作っているのです」
「狭い意味でのミッションとは、企業の使命や存在意義、何を達成したいかを意味するもの。ビジョンは目指すべき方向性、将来あるべき姿のこと。バリューとは、企業の価値観。すなわち、ミッションやビジョンをどうやって、何を大切にしながら達成していくのかという行動の判断基準を意味します。そして企業理念とは、ミッション、ビジョン、バリューを統合した概念です」
「謙虚さこそが、勉強し続け自分を磨いていくために必要な栄養素」
「いい話、ほめる話はできるだけみんながいる前ですること。反対に、叱る場合、悪い部分を指摘して改善を促す場合はできるだけ人目を避け、個別にする」
「上に立つものが謙虚さと向上心を持ち続けると、組織全体が成長し続けるのです」
[DATA]
今月の読書 6冊
1月からの読書 74冊
