りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

銀翼のイカロス

半沢直樹シリーズの第4弾、「銀翼のイカロス」を読みました。いつもながらに面白いです。池井戸潤さんの作品は、半沢直樹も花咲舞も水戸黄門だなって思いますが、読み終わってスッキリする。正論で筋を通す半沢直樹の姿は、私利私欲にまみれた既得権益者に対する鉄槌なんでしょう。今回の舞台は帝国航空。進政党という政治家と再建屋、それといつもながらの銀行の悪事。これらに半沢直樹が立ち向かって筋を通す。政治と金、憲民党政策に対して中身を議論しないで全否定する姿、不正融資、ごり押しする再建屋。話は少しステレオタイプなところがありますが、いかにもありそうな話でもある。ある意味単純化したところに判りやすさがあっていいのかもしれない。いつも首の皮一枚つながっての逆転はアントニオ猪木にも通じるかな。それにしても、ある程度の社会的地位のある人が理屈ではなく怒鳴って威圧してという立ち振る舞いは本当に何とかならないかな。身近な現実を思い出して、とてもいやな気分になってしまいます。まあ、こういう人たちを半沢直樹がギャフンといわせるのが痛快なわけですが・・・

銀翼のイカロス

銀翼のイカロス

 

 

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