島地勝彦さんの「毒蛇は急がない」を読みました。先日読んだ「男と女は誤解して愛し合い理解して別れる」の続編というか、続きです。またいくつか抜粋。
「話題なんか探すのをやめたらいいんだよ。相手の話をひたすら聴く。うんうんと相槌を打って、真剣に耳を傾ければ、相手はどんどんしゃべってくれる」
「俺は、自分よりすごいと思う奴には嫉妬などせず、親友になっていろいろと教えを請う」
サマセット・モームの言葉「もっとも永く続く愛は、報われぬ愛である」
「ことを起こさずに後悔するより、ことを起こして傷つく方がずっといい」
「パラダイムの変換で大事なのは、当事者たちが深刻に思っていることを、笑いに変えることなんだ」
「男の値打ちは墓場と酒場で決まるんだ。酒に酔い無防備になる酒場で男は本性を現し、墓場においてその一生を裁かれる」
「運命は授かりものだが、縁は自分で拓ける」
「愛する女というのは、ちょっぴりの間、創造の主からお借りしているものだと思えば、所有欲からも嫉妬からも自由になれる」
「結婚とともに始まるのは、愛というよりむしろ生活だ。生活とは衣食住であり、生計を立てることであり、子供を育てたり、親を介護したりすることでもある。そうした活動を二人共同して営んでいこうという契約が結婚だから、お互いに役割を果たす努力が欠かせない」
「結婚に欠かせないのは勢いだが、結婚後に欠かせないのは家計のマネジメントであり、生涯にわたる長いガマン大会を乗り切る忍耐だから」
「一人の時間を愉しくできない人間は、二人の時間も愉しくできない」
「無知と退屈は人生の大罪だ」
「人には自分が本当にいいと思うものをあげるということだ」
「自分の側から胸襟を開き、素敵な親友になろうとすれば、相手も胸襟を開いてくれる。友情を得ようとすれば、まずは自分から友情を示せということだ。これは人生の真実だと思うね」
「男と女は別の動物だということだ。女という生き物は男が考えるほど単純でもロマンチックでも、分かりやすくも、都合よくもない。ロマンスの最中に目がくらんでしまうのはたいていは男だ」
「どんなに親しい友人同士でも、そして永年連れ添った夫婦も、お互いには協力すべきだが、相手の生き方や信念に介入してはいけない」
「百人中九十五人は、人生のどこかで、あるいは人生のそこかしこで、妻にはいえない秘め事を経験してしまう。それをちゃんと墓場まで持っていくことが大事なんだ。墓場を暴いてもいいことなんか何も無い」
[DATA]
今月の読書 1冊
1月からの読書 59冊