りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

実質実効為替レート

先輩のブログを読んでいたら、以下の書き込みがありました。

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実質実効為替レートでみると現在の為替水準はすでに85年9月のプラザ合意以降では最も円安の水準に入っているらしい。プラザ合意直前だと1USD=235JPY、直後でも215JPYぐらいなので、現在がすさまじい円安だということがわかろうものです。
92年6月にパリで生活をはじめたころ、メトロの回数券は10枚で32.5FFrでした。ユーロ換算すると4.97€です。それがいまは13.7€になっているように、物価は22年でかなり上昇している。もちろんすべてがこのような上昇率ではないけれど。東京の営団初乗りは当時が120円でいまが140円でしたっけ? まあ、マイルドなインフレが続いていた地域とデフレの地域とでは20年もすれば相当な差が生じるはずで、相対的に円高が進んで当然なわけですね。というか、円高が進まなければ円の購買力がどんどん落ちるということになる。

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パリに住んでいる先輩なので東京メトロの初乗り料金とか認識相違もありますが、マイルドなインフレが続いていると物価は確かに上がる訳で、それに比べて東京の物価はデフレというだけあって、ほとんど上がっていない。日本にずっといると確かに認識していないことだけど、この20年間の格差は大きいですな。ご指摘の通り、円高が進まなければ円の購買力は著しく低下して行くわけです。先輩のブログはこの後円安基調で製造業の国内回帰があるかという疑問に、それは無いという議論展開をしています。そして必要なのは内需拡大のための財政出動とうことになるのだけど、そこはちょっと意見が異なります。大変なことになるとは思うのだけど、一度スクラップ&ビルドをしないといかんのではないかと個人的には思ったりしています。