りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

脳には妙なクセがある

池谷裕二さんの「脳には妙なクセがある」を読みました。いくつか気になったところのメモ。
1)楽しい感情には問題解決を容易にしたり、記憶力を高めたり、集中力を高めたりする効果があることが報告されている。2)笑顔ににた表情をつくると、ドーパミン系の神経活動が変化する。3)入力を繰り返すよりも、出力を繰り返す方が、脳回路への定着がよい。私たちの脳は、情報を何度も入れ込む(学習する)よりも、その情報を何度も使ってみる(想起する)ことで、長期間安定して情報を保存することができるのです。4)(不安を取り除く意味で)気持ちを素直に吐き出すことは重要。5)応援は本当に効果がある。6)自分の正義感を過大評価していることに気づいていないために、格差や人種差別はなかなか消えないのかもしれません。7)意識的学習より無意識の学習の方が、人の人格や成長に与える影響が遥かに大きい。8)「ひらめき」は思いついた後に、その答えの理由を言語化できます。一方、「直感」は、本人にも理由が判らない確信を指します。9)直感力は年齢とともに強くなります。経験がものをいうからです。10)意志は脳から生まれるのではありません。周囲の環境と身体の状況で決まります。11)睡眠の役割の少なくともひとつは「記憶の整序と固定化」。12)睡眠の効果を最大限に利用するためには、起床後の朝ではなく、睡眠直前の夜に習得した方がよい。13)学習は一気に詰め込むよりも、適度な間隔を保ちつつコツコツ行う方が記憶保持の観点からはよい。14)精神と身体は切り離して考えることはできません。心は脳にあるのではありません。心は身体や環境に散在するのです。15)脳に記憶される情報は、どれだけ頻繁に脳にその情報が入って来たかではなく、どれほどその情報が必要とされる状況に至ったか、つまりその情報をどれほど使ったかを基準に選択されます。

脳には妙なクセがある (扶桑社新書)

脳には妙なクセがある (扶桑社新書)

[DATA]
今月の読書 4冊
1月からの読書 15冊