りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ミナモトノミナモト。

中野美奈子(ナカミー)さんの「ミナモトノミナモト。」を読みました。事前に書評を見ていたら、「美奈ちゃんファンが読むといい」という内容でしたが、読んだ感想はやっぱり「美奈ちゃんファンだから、読んで良かった」ということかな。アナウンサーとしていろいろ感じたことや考えたことが素直にエッセイに書かれているという印象。それが特別のものかというとそれほどのこともないように思いましたが、美奈ちゃんファンとして読むと、いろいろ感じるものがあります。正直、そんなに美奈ちゃんのファンではないのだけど、決して悪い感じはしませんでした。特に最終章の「minamoto ④ 伝えること」は世界一貧しい国として取材に行った西アフリカ・シエラレオネ共和国の話。こうした貧しさは「死」と隣り合わせだし、生きていくことに精一杯なのだけど、そこには中国やアジアの国の若者のように、頑張って金を稼いで、成功して将来的には〇〇ドリームを完成させるというバイタリティのようなものは無くて、希望が見えない中で、最低限生きていくということの厳しさみたいなもので、そういう虚しさが何となく伝わってきました。そこが、ちょっとだけタレント本とは違うところなのかもしれません。出版社は幻冬舎幻冬舎といえば、見城徹さんの目線が入っているのではないかとちょっと期待するところもありました。

ミナモトノミナモト。

ミナモトノミナモト。

[DATA]
今月の読書 4冊
1月からの読書 7冊