りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

再会

懐かしい人に再会しました。しかも二人。いずれも仕事上で知り合った人ですが、とてもユニークな人たちで、個人的なおつきあいをさせていただいている人です。TさんとNさん。
昼過ぎに、Tさんから突然の電話。東京に来ているので会えないかというもの。夕方には時間があるので、ということで来社していただきました。実は彼が書いた本が完成したという報告。この一部は仕事で深くコミットしたところでしたので、頂いた本を読んで、「世界のリスク管理を変えてやる!」と意気込んでいた頃を懐かしく思い出しました。そして、その分野については、完全に覚めている自分を発見したのが、もうひとつの驚きでした。
Nさんとは夜待ち合わせしました。これはお約束の通り。やはり遠方から東京に出てきて頂いた形でした。プライベートな用事があって、東京を経由した形ですが、わざわざ寄ってくれたのは本当にありがたい。感謝です。
さて、このNさん。仕事はいろいろあるようですが、相変わらずの知的好奇心で、アグレッシブに情報を集めているようでした。集めた情報を彼の中で消化させ、熱い思いとともに言葉にするのが彼の特徴ですが、今回も健在。自分が係わった仕事でのホットな成果や恩師との間で話した話題などを、独特の語り口で語ってくれました。
さて、私は、二人の話を大変興味深く聴いて、感心もし、納得もしたのですが、一年前の自分とは明らかにスタンスの違う自分を発見してしまいました。それは、担当者として聴いていない自分の発見ということでしょうか。少なくとも、一緒に自分が深くコミットして、そうした研究に係わる自分を想像できなかったということでした。いろいろ考えて、理由はふたつ。ひとつは引き継いでもらった仕事には口を出したくないということ。彼らと接点をもってやってきた仕事は、基本的には後任のメンバーに引き継いだ訳なので、頼まれなければ、ここにはできる限り口は出したくないと思っています。それは、それまで自分がもっともいやだったことだから。そして、実際、1年たって最先端の現場について行けてない自分もいて、求められればアドバイスはできても、プロジェクトの方向性を決定づけるような意見はできなくなっているのも事実です。そして、もうひとつは、新しいことをやりたい気持ちを抑えられないこと。生涯のプロジェクトXをいつも探している自分がいて、今がラストチャンスだと思っているのも事実。今までは、誰かのビジョンのもとで、プロジェクトを成功させる遂行者でしたが、最後にビジョンを書いてみたいという気持ちが強いことを改めて確認しました。だからといって、今までの仕事を否定する訳ではないけれど、そこに戻って高度化という感じではないのかなと今日のところは思っています。
いずれにせよ、わざわざ訪問して頂いたお二人には、がっかりさせるような対応しかできなかったかもしれません。本当に申し訳なく思っていますが、次回があるならば、もっと別の視点で刺激的な話題が提供できるのではと思っています・・・「・・・思いたい」かな。