今日の日経の経済セミナーは東京工業大学の高安准教授の「自然科学で行動を解明」でした。前書きを引用すると「コンピュータとインターネットの普及で、経済活動を中心とした様々な人間の活動が電子情報として記録され、人間の詳細な行動が観測可能になった。それと、軌を一にして、人間の社会生活や経済活動での様々な振る舞いを科学的に研究する経済物理学を産声を上げた。その結果、実証的で普遍性の高い法則が次々と経済物理学の分野で発見されている」というものだ。で、具体的にはトレンドフォローの説明をしている。人間の行動特性として、市場にトレンドが形成されたと判断したとたん、トレンドを追いかける傾向があるというものだ。また、「〆切まであとT日ある日に登録をする人の数は、1/Tに比例する」といった傾向や、「カップ麺など蓄えが可能な商品では、価格を半分にすると約300倍も販売量が増える」という観測も報告されている。とても、面白い。
