東野圭吾さんの「卒業」を読みました。立て続けに東野さんですね。この「卒業」は比較的初期の作品らしく、ミステリー青春小説というか、卒業=就職を控えた大学生を主人公に密室トリックなどミステリー色の強い作品。主人公の加賀恭一郎はこの作品では大学生ですが、先日読んだ「赤い指」では刑事役で、加賀恭一郎シリーズとなっているみたいです。ミステリー小説としては面白かったですが、最近の東野さん特有の社会的な視点でのメッセージ性はなく、また高校時代からの仲良しグループの中で裏切りや殺人があるのが、個人的には少し違和感でした。お茶の先生はいい味出していたように思います。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1989/05/08
- メディア: 文庫
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