My fitness Report 091017　「風花」

今年初めての加圧トレーニングへ行きました。
先週は法事の打ち合わせで休み、その前は正月休みだったため、3週間振りです。
やはり腹筋とかかなりきつかったです。また、スクワットなど足の内側の筋肉を鍛えることを重点的に行ったため、熱かったです。でも、今日は良いトレーニングができました。一方で、仕事もあったのでランニングは休み。今年はじめて休日なのに「走らない日」ができてしまいました。
川上弘美さんの「風花」読みました。恋愛小説です。この本はTBSの王様のブランチの昨年のBOOK大賞に選ばれた作品です。王様のブランチは筑摩書房の松田哲夫さんが本を選び紹介してくれるのですが、個人的に松田さんの選択はとても好きです。昔々「朗読者」を知ったのもこの番組でした。
さて、松田さんの「風花」の評は以下のようなものです。
小説「風花」は、一人の女性が揺らぎながらも、自分自身に向き合っていく姿をしなやかで滑らかな文章で綴り／私たちに人間心理の不思議さをまざまざと実感させてくれました。不倫や離婚によって夫婦が危機に直面する物語。嫉妬や憎悪、苦しみや哀しみなどは確かにそこにあるのに、激しい修羅場はひとつもなく、二人の関係が静かに壊れていく、そして、新しい感情が少しずつ育っていく。読者の心が映りこんでしまう鏡のように、読む人によって、まったく違う印象を与える作品です。
番組中、確か優香さんが「最初は読んでいてイライラしてきた」みたいなコメントをしていましたが、全くその通りです。主人公ののゆりさんにはずっとイライラのしっぱなしで、おそらく自分とこの人は合わないんだろうなと思わせるような人でした。そののゆりさんが様々な経験をして、自分に向き合って、強くなっていくところが作品として"さすが"なところなんだと思います。読み終わって、面白い本だと確かに思いました。