りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術

クリスマス・イブですが自分が無関心なせいか、街もあまりそういう感じがしませんでした。今日は日帰りで松江に行ってきました。明日から下関です。昨年も年末は松江に行って、(出雲大社経由で)東京に戻って、最終日は下関でした。不思議です。
今日も橘玲さんです。「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」を読みました。あとがきによると「臆病者のための株入門」の上級者編らしいです。結論はやっぱり海外インデックスファンドですね。ただ、どこから買うか、運用益をいつ実現化させるか、つまり実践的には売買の手数料だったり、税金であったり、運用益に対して無視できないコストがかかることが改めてわかりました。また、日本の金融機関は当局の過度の投資家保護政策もあって、海外の商品を網羅的に紹介できなかったり、あるいは不当に高い手数料をとっていたりというところもあって、投資は確実に儲かる方法は無くても、確実に損をする方法はあるのだなと新ためて思いました。、勉強が必要ですね。
いくつか引用したい言葉はありますが、巻末にあった1929年大恐慌の時(資産のほとんどを失った)大経済学者であり、投資家のジョン・メイナーズ・ケインズの言葉を書いておきます。
1)世界が終わるのではないかといったようなことを、私も漠然と懸念しているが、そういったことはヘッジできないリスクなのだから、気にしても仕方がない。
2)もし売り払えば、私たちのメンタリティは、二度とああいうことはしない、ということになり、回復がやっとはじまっても、完全に大幅に乗り遅れ、間違いなく取り残されるであろう。今後回復が起きないなら、いまさら何をしても無駄だ。
3)我々の信用その他を考えれば、回復に乗り損ねるのが考える限り最悪の事態である。
4)すべての投資家がすべてを売ることはそもそも不可能である中、機関投資家が他者より先に売り切ろうと先を争うので下げが悪化し・・・(中略)、システム全体が停止するという結論を受け入れるのを私は躊躇する。売却を試みずに保有を続けるべき時があると考える。
ケインズのアドバイスが正しかったことは歴史が証明している。大恐慌の時に投資した1ドルは、現在までに800倍に増えているのだ。

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術

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2008/11/03セミナー終了後の活動 47冊