水沢潤さんの「日本一の大投資家・竹田和平が語る旦那的投資哲学 花のタネは真夏に播くな」を読みました。もちろん、投資に関するテクニカルな入門書ではありません。経営者としての竹田さんの半生と竹田さんの人生哲学というとちょっと言い過ぎでしょうか。
「貯徳」というのは竹田さんの造語らしいですが、「愛を与えれば愛を返ってくる」というのが根本にあります。株式投資というのは、「経営者という人間に投資する行為なんだ」と言うことですね。で、タイトルにもある旦那的。はじめて知ったのですが、旦那という言葉は、サンスクリット語で「与える」ダーナーから来ているそうです。もちろん、投資に必要な最低限の知識、財務諸表を見る知識等は必要ですが、人生哲学として「愛を与えて、徳を貯める」という方針で投資にも望めば、結果は必然的に返ってくるというものです。「常に周囲を肯定し、ありがというという気持ちを持っていれば、運はついてくるんです。自分を愛してくれる人が多いことこそが、幸運というものの真の姿だと思いますね」という言葉がすべてなのかも知れません。
花のタネは真夏に播くな ~日本一の大投資家・竹田和平が語る旦那的投資哲学~ (文春文庫)
- 作者: 水澤潤
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: 文庫
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2008/11/03セミナー終了後の活動
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