りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

映画

Winny

とにかくこの映画良かった。なぜ、日本の警察と司法が天才プログラマーを有罪にし、その才能ばかりか、日本の技術者に対する脅威とならんとしたのかというところは、今一つしっくりこないのだけど、結局、「お前がこんなソフトウェアを開発しなければ、こん…

湯道

何とも昭和感の漂う映画でした。とにかくお風呂はいいなという作品。嫌なことがあっても、お風呂に入ってのんびりすれば、明日の活力が湧いてくる、そんな感じのする映画でした。映画のタイトルは「湯道」。これ、明らかに茶道や書道などをパロっているのだ…

シャイロックの子供たち

半沢直樹に代表される一連の東京第一銀行物語とはちょっと違って、今回は本店ではなく支店のお話。まあ、どっちにしてもメガバンクは働く場所としてはちょっと考え物だなと思わせるところは同じ。一つの支店にこんなすごいキャラの人たちが集結してたら本当…

#マンホール

前半、そうマンホール女としてSNSを使って助けを求めているところまではすごく良くできた作品だなと思った。SNSで拡散することって、なるほどそういうことなんだというある種のスリラー映画としての感覚も味わえた。ただ、途中からの展開はちょっとついてい…

仕掛人・藤枝梅安 第一作

豊悦さんの梅安はとても良かったのだけど、全体的に少し違和感。仕掛人というのは表の世界で裁けない悪を苦しめられた庶民に代わって成敗するという絶対的な正義があるような気がするのだけど、そういう意味では元締めである蔓が悪人であってはダメでしょう…

レジエンド・アンド・バタフライ

3時間という大作なのに長く感じなかった。それだけ、引き込まれたのだとは思う。「鎌倉殿の13人」の義時も、「どうする家康」の家康も最初はちょっと情けない男なのだけど、成長し、逞しく、そして時に冷酷さを身に着けるというのが最近のパターンのような気…

イチケイのカラス

素直に面白い映画でした。この映画で隠されていた秘密は2つ。一つはイージス艦の航海日誌。そこには国防に絡む重要な機密情報が記載されていた。もうひとつは健康被害を引き起こす工場からの排水。前者は最後まで暴かれることはなく、後者は暴かれる事で事…

非常宣言

飛行機という密室の中で、捨て身のバイオテロっていうコンセプトは面白いし、映像も迫力があったのだけど、少し違和感のあるストーリーだったような気がする。そもそも燃料の不足から成田に着陸しようとしていたはずなのに韓国に普通に戻れてしまったり、乗…

Dr.コトー診療所

Dr.コトー大好きなんで、少し甘いです。島がやさしさに包まれているのもいいなと思っていたのだけど、島の年寄たちが我がままで、そしてコトー先生に頼りすぎ。あの状況でトリアージしないなんて、本当ならみんな共倒れですよ。頑張って頑張って、コトー先生…

ラーゲリより愛を込めて

大体展開は判っていたんだけど、それでも泣いてしまうのはやっぱり演技の力なんでしょうか?ソ連の強制収容所、ラーゲリの話は山崎豊子さんの「不毛地帯」で何度か映像化されていると思うけど、平和な国日本にいるとわからない人権も何もない悲惨な地域の出…

月の満ち欠け

有村架純さんが妙にきれいだったのと、今が話題の目黒蓮さんが出演。大泉洋さん、柴咲コウさんをはじめとするキャストも演技も良かったので、ちょっと甘めの採点。原作と比べると、少し端折って、ちょっとわかりやすくしましたという感じの作品。ただ、瑠璃…

沈黙のパレード

もともと原作が秀逸なのだけど、ある意味原作を超えてきたなというところもありました。草薙さんの苦悩が深かったですね。ミステリーとして楽しもうとすると、確かに謎解きがすんなりと行き過ぎてしまっている感じは否めないのですが、それは映画の時間なの…

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

3D-UMAXで鑑賞。3D-UMAXで見る価値のある映画。とても面白かったです。まず、恐竜の出来が本当に素晴らしい。30年前に最初にジュラシックパークを見た時にびっくりしたけど、当たり前だけど確実に進化している。ハラハラドキドキの展開も、体当たりで演じる…

ベイビー・ブローカー

やっぱり是枝監督の作品を見ると、家族って何なんだろう、血の繋がりって何なのだろうと考えさせられてしまう。子供を捨てた親、子供を売ろうとしているブローカーが、その子の幸せを祈るとか、一般的にはあり得ないと思うのだけど、子供と一緒の時を過ごし…

トップガン マーヴェリック

とにかく凄かったとしか言いようのない作品。折しも、主演のトム・クルーズ60歳の誕生日である本日UMAXで鑑賞してきました。凄い迫力。トム・クルーズには年齢というものが無いんですね。ストーリーは単純。映画には何かハイコンテクストなものを求めがちの…

バスカヴィル家の犬

テレビドラマも見ていたけど、それと関係なく本作だけで充分に楽しめる作品。謎解きミステリーではあるけど、視聴者が謎を解くのはちょっとできない。だから、そういう推理ができてしまうところが少し違和感だったりするのだけど、ディーン・フジオカならで…

シン・ウルトラマン

色々意見はあると思うけど、自分的にはこの作品は好き。正に庵野ワールドが感じられて満足。禍威獣特設対策室、略して禍特対。そういうものができるとしたら、いかにもこういうバックグラウンドを持った専門家が集められるんだろうなというのもあるし、彼ら…

流浪の月

原作を読んでから鑑賞。若干原作とは異なる部分はあるものの、原作の世界がそのまま再現されているような気がした。ポイントは世間がロリコン誘拐犯と被害者とレッテルを貼って、そのイメージで彼らを判断しているのに対し、彼ら自身は彼らにしか判らない真…

死刑にいたる病

阿部サダヲさんが期待通りの怪演。何といっても目かな。底なし沼に引き込まれるような冷たさと、生気を感じさせないまなざし。これと、回想シーンで愛想よくふるまうパン屋の親父さんとの対比がとても怖い。白石和彌監督だからどうしても孤狼の血と比較しち…

ラジエーションハウス

劇場版だからなのか、2つのトピックスが盛り込まれている。出演者に合わせていくつかのトピックが並行するのはコードブルーを思い出してしまうのだけど、こっちの場合は主役と脇が明確に決まっているので、どの話題でもやっぱりいいところは窪田君が持って行…

とんび

不器用な親父さんと周囲の人たちに愛情一杯に育てられた旭の半生の物語。不器用な親父さんが本当にベタに不器用で、ここまで感情がストレートに出て、素直に優しさを体現できない姿は一般的には泣けるところだけど、ちょっと自分は違うかなって思ってしまっ…

桜のような僕の恋人

ある意味予想通りの展開ではあったのだけど、それでも切なく涙がこぼれてしまいました。こういう映画を見るとき、なぜ嘘までついて別れなければならないのかと考えさせられてしまうのだけど、「今」という瞬間を切り取っておきたいというのがあるのかなと初…

ナイル殺人事件

アガサ・クリスティの名作なのは知っているけど原作は未読。前作のオリエント急行殺人事件は原作を読んでいたけど、この作品はなかなか起こらない殺人事件の内容も犯人も当然知らない中で鑑賞。犯人は確実にこの中にいるはずなのに、見当がつかないところは…

余命10年

生きることに絶望した男、余命宣告された女が、惹かれあって愛を育むけど、女性の命には限りがあってという陳腐なストーリーが想像できたのだけど、監督が藤井道人監督なのと、主演は小松菜奈さんなので鑑賞。そして、ある意味期待通りだったのだけど、やっ…

さがす

身内がALSで苦しんでいるとき、ただ頑張れといってできるだけ生かすことが正しいことなのか。ALSに限らず、決して回復できない難病、しかも苦しさだけでなく人間として生きる尊厳が失われていく姿を見て、果たして家族は、愛する家族のそういう姿を受け止め…

前科者

途中まで、というかかなり最後の方まで、救いのないどよ~んと気の重くなる映画。犯罪を犯してしまう人には、やはりそれなりの背景と理由があって、一人の人間が善意でそこに関り、救おうとしても、無理であり、無力なんじゃないかと思わされる。この映画も…

ノイズ

やっぱり真ちゃんは嘘をつき通せなかったのか。真一郎が自殺した時、良心の呵責に耐えきれずに死を選んでしまった姿に涙が出てしまいました。最初の殺人。これ、正当防衛で何とかできなかったのかな。その物語の切っ掛けが凄く残念。サスペンスだと思って見…

コンフィデンスマン JP 英雄編

もちろん安定した面白さなのだけど、スケールが大きくなりすぎて、頭を使ったコンゲームといった印象が薄くなったような気がする。そして、最初からダー子さんが勝つことは判っていたのだけど、結局こういう取引があって、時には敵が味方になって、新しい仲…

99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE

年末公開された映画だけどやっと見ることができた。今年最初に見た映画としては正解。素直に面白かった。ただ、正直きちんと理解できないところがあって、村の人が守りたいものは判るし、その動機も判らないではないけど、だからといって、同じ村の特定の人…

あなたの番です 劇場版

今回は西野七瀬さんに全部持っていかれたような気がする。とても面白かった。ドラマ版のパラレルワールドのような世界のお話で、全然ストーリーは違うけど登場人物の関係はドラマ版を見ていないと判らないところもあるという作り。こういうのはドラマのファ…