りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

武器になる哲学

 山口周さんの「武器になる哲学」を読みました。哲学というか結構広い概念で、社会学のようなものを含んで50のトピックス・思想について山口さんが解説するもの。なかなかというか、かなり勉強になりました。多分これで判った気になっては行けなくて、興味を持ったところが原典に当たるべきなのでしょうが、一通り読むだけでかなり読みごたえがありました。ほぼほぼマーカーだらけです。丁度来週から夏休みになるし、きちんと復習しなければいけない本・・・という認識を持ちました。とても良い本だと思います。

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今月の読書 1冊

1月からの読書 51冊

この世界の片隅に

「とにかくいい映画だから」という強い推薦があって、本日TSUTAYAで借りて見てみました(残念ながらAmazonプライムにはなかった)。戦争をモチーフにした映画、特に広島を舞台としているとどうしても原爆に引っ張られてしまうのが一般的だと思うけど、あえて舞台は呉。タイトルが示すように、特別なことは無いけれども、戦時中も慎ましやかに生きて、そして当たり前のように悲しい出来事があって、痛みや苦しみを乗り越えて、それでも生きていく。結婚は突然だったかもしれないけど、それでも夫婦には愛情があって、主人公のすずさんはおっとりしているけど、生きていく力強さは感じさせてくれる。人生は何が起こるか判らない。ただ、起こった現実を踏まえて、生きていくことが強さなのかなと感じさせられました。

正直いうと、なぜそこまでこの映画を推薦してきたのかなというのは良く判りませんでした。「生きる」というか「生きていく場所」なのかもしれないけど、個人的には上手く消化できなかったような気がします。

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植物図鑑

本日も午前中はAmazonプライム。嵌っています。植物図鑑。有川浩さんの原作が良いのかな。見ていてとても優しい気持ちになる映画でした。料理がとても美味しそう。ごちそうではないかもしれないけど、素材の良さを引き出した愛情のこもった手料理って気持ちがほっこりしました。写真を撮るにしても、料理を作るにしても、対象に対する愛情があるとすべてが活き活きする。そんな優しさを感じる映画でした。

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午後からテニスをみっちり2コマ、3時間。疲れました。2Lのアクエリアスを飲み干す。夕ご飯はMOS試験が終わった奥さんとお蕎麦を食べに行きました。久しぶりに美味しいお蕎麦を食べて多様な気がします。

アマゾンプライム

今日は奥さんが飲み会ということもあって、一人で夕ご飯を食べながら、アマゾンプライム三昧。1本目は北川景子さん主演のDear Friend。こういう話は結構ベタでも好きなのだけど、ちょっと響かなかった。多分、いきなり絶望したりしないんじゃないかな。現実を受け入れられない、現実に対する怒り、絶望・・・本来あるべきそういう気持ちの流れが、少し早すぎるような気がしました。何だか少し作り物っぽい感じがしました。

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二本目は「さまよう刃」。東野圭吾さんの作品は大好きだし、この作品も原作は楽しめた記憶があるのだけど、この映画にはそんなに入り込めなかった。ちょっと疲れていたからかもしれない。

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My fitness Report 180802

やっと新しいエアコンが到着。快適です。

思ったよりエアコンの取り付けが早く終わったので、そのままフィットネスクラブへ。今日は水泳。思ったより調子よく泳げました。1.5km。さすがにちょっと疲れました。

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本日の水泳 1.5km

今月の距離 1.5km

今年の累積距離 2.6km

アイヒマン実験と悪の陳腐さ

ため息が出てしまいます。でも爆発させずにじっと我慢。何でこの歳になって、気持ちが抑えきれなくなってしまうようなことがあるのだろう。もう、深呼吸するしかないよな。

今日から8月。久しぶりに帰りにエクセルシオールカフェに寄る。そろそろ勉強を始めなければいけないのだけど、まずは気分転換。スコーンも食べる。

読んでいた本は山口周さんの「武器になる哲学」。読み終わった時にはまた整理すると思うのだけど、今日読んだ中では、ミルグラムの「アイヒマン実験」の話はとても衝撃。「権威への服従」、人が集団で何かやるときには個人の良心は働きにくくなるというもの。その少し前に、ハンナ・アーレントの「悪の陳腐さ」、悪事は、思考停止した「凡人」によってなされる・・・と対で読むと興味深い。どちらもアイヒマンだ。アイヒマンといえば、ナチス親衛隊の中佐でユダヤ人虐殺計画を指揮したトップ。誰もが冷徹で屈強なゲルマン紳士を想像していたが、実は小柄でごく普通の気の弱そうな男。アイヒマンは冷徹な男でも何でもなく単に命令に忠実なある意味サラリーマンだった。だから命令のもと忠実に虐殺計画を指揮した。そして、彼が凄かったのは分業を取り入れて責任を分散させたこと。人間が悪を働くのは意外に簡単な仕組みだった。責任を感じさせなければ、人は残虐なことができてしまう。まして、組織の大義があればなおさら。とても怖いと感じました。

怒りを露わにしないこと

今日は我慢する。

全然関係ないけど、相澤先生の言葉は、「頑張らなくていい」「逃げていい」「そんなに責任を感じる必要はない」ってことですよね。それは頑張って、頑張って、頑張りぬいた上でできなかった人へのねぎらいの言葉。頑張り過ぎて、責任を感じすぎているから通じる言葉なんだよな。今日はふとそんなことを思いました。