りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

婚姻無効

荘司雅彦さんの「婚姻無効」を読みました。確かに小説読んでいる場合じゃないのだけど、これもTwitterに負けてしまいました。本人のTweet。まあ、Twitterというより言論プラットホームであるAgoraのブログを読んだというのが正しいのかな。「ダイレクトパブリッシングをやってみた」というもの。Kindleの最低価格99円で小説を出してみたという内容。書評は弁護士の作品だけあって、いろいろ勉強になるというもの。結構な好評価。というわけで、買って読んでみました。小説としては短編で、プロの語り手ならもう少しふくらみを持たせて面白くできるのかなとも思ったけど、法律的に見た場合の婚姻とそれにまつわる相続の話が上手く説明されていて、確かに勉強になりました。日本の婚姻は届出主義。海外では事実婚が進んでいて、婚外子の割合が激増しているという話を聞いたことがある。そして、それが女性の社会進出と正の相関があるということも。そういう意味では、女性の社会進出が進む以前に日本の制度というのも変えていかないといけないのかなという問題意識で読むとなかなかためになるような気がしました。短編を1つ。気軽に読めるのもKindleの良さだったりします。

婚姻無効

婚姻無効

 

 [DATA]

今月の読書 12冊

1月からの読書 30冊

よるのふくらみ

 窪美澄さんの「よるのふくらみ」を読みました。正直、小説読んでいる場合ではなかったのだけど、twitterで見た書評が気になって読んでしまいました。圭祐、裕太の兄弟と圭祐と同棲しているみひろの3人を中心とした話。各章ごとに語り手が変わる展開。主人公は最初はみひろのようであり、最後は圭祐だったような気がする。

圭祐は夜の営みができない問題を抱えていて、結婚を約束したみひろとの関係がギクシャクしてきたところから物語は始まる。みひろには明確な性欲があるわけなんだけど、それは当たり前だけど誰でもいいから抱かれたいというようなものではない。家庭生活にはそういうものが普通にあって、それが全てではないけれど、そういうピースが足りない家庭というものを描けなかったのかな。逆に圭祐は実は小心者の優等生であり、自分のできない部分を隠して、別の形の幸せを作ろうとしたところに無理があったような気がする。別れて大阪に転勤になった圭祐は、職場の先輩に連れられて風俗へ。そこでも何もできないわけだけど、そこで知り合った風俗嬢の京子は、仕事でそういう関係に飽きていることもあり、そういう関係なしの心の繋がりを許してくれる存在でもあった・・・というと、簡単すぎるかな。窪美澄さんの作品は「ふがいない僕は空を見た」以来なのだけど、彼女が書くこういうテーマの小説は読むものを引き付けるような気がしました。書評を読んだ時とはちょっとイメージが違ったけど面白い作品でした。

よるのふくらみ (新潮文庫)

よるのふくらみ (新潮文庫)

 

 [DATA]

今月の読書 11冊

1月からの読書 29冊

AI/IoTの品質保証と次世代技術

日本システム監査人協会の月例研究会「AI/IoTの品質保証と次世代技術」を聴きました。講演者は日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所インダストリーソリューションサービス 品質エンジニアリング部長の細川宣啓 氏。タイトルだけから見ると、あまり面白くない品質保証の話かなと思っていたのですが、いい意味で期待は裏切られました。2時間の講演は全く飽きさせることなく終わりました。なるほど、AIの最先端で頑張っている研究者の話は本当に面白い。今日の収穫はいろいろあるのだけど、現状のAIが左脳部分、いわゆる論理的思考はある程度人間を凌駕するようなところを持ち合わせているけど、右脳部分、いわゆる感覚的思考というか直感的なものというのは、まだまだできていないということや、AIの品質保証って何?というところ、それと群知能かな。あと、量子コンピュータについても興味をそそられるところがありました。本当に面白い話でためになりました。今日は体調が悪い中無理して参加してよかった。

声が出ない

金曜日から喉の調子はおかしかったのだけど、今朝起きてみてびっくり。声がほとんど出ない。そのうち何とかなるだろうと思っていたけど、夕方になっても改善せず。心配になって、早退して夕方耳鼻咽喉科に駆け込む。声帯炎。元は風邪らしいけど、絡んだ痰を無理に切ろうとして、声帯が炎症を起こして閉じなくなっているらしい。ファイバースコープで撮った画像を見ながら説明されたけど、正常の状態がわからないので、違いがあまり良くわからなかった。ただ、声帯が赤いこと、そして閉じていないのは確かに。ここが閉じないと音が出ないらしい。話をしなければ、2~3日で治るらしいけど、山のように薬をもらった。喉は確かに少し痛い。しかし、話ができないのがこんなに苦痛とは。参りました。安静第一です。

悪魔の勉強術

 佐藤優さんの「悪魔の勉強術」を読みました。最近佐藤さんの勉強法の本をいくつか読んでいたので、それに関連した本かと思ったら随分違いました。彼の母校でもある同志社大学神学科の学生を相手に5時間×4回の濃密な授業を収録したものです。神学科なので、やはり宗教というかキリスト教を中心とした話が多いといったらいいのかな。それでも凄く勉強になりました。前半は、歴史をしっかり学ぶ、数学の知識は必要など、これまでの作品と共通する話もいくつか。しかし、後半の2回分はキリスト教について、例えば遠藤周作さんの「沈黙」を題材にしたりして、語っているので、読んでいる時は判ったようで、でもしっかり理解しきれていないような、絶対に復習が必要な本だと思いました。本当はこういうところをしっかり理解しないと、ヨーロッパや中東を解き明かすことはできないのだろうなと、そんなところを感じさせられました。タイトルの悪魔の勉強術。なぜこのタイトルなのかは判らないところもありますが、一言でいうなら学生時代はしっかり集中して勉強しろということ。学生時代にしっかりと学ぶ習慣と知識を身につけておけば、しっかりと稼げる人間になれるという文脈でとらえました。とにかく刺激される一冊でした。

 [DATA]

今月の読書 10冊

1月からの読書 28冊

Leaders Ⅱ

雨。冬に逆戻りしたような一日でした。一昨日から体調を崩しているので、今日はゆっくり。午後から親父さんの見舞いに外出しただけで、あとは家に引きこもり。休日に走らなかったのは久しぶりとなりました。

夜、TBSのドラマ「Leaders Ⅱ」を見る。また、佐藤浩市さんに泣かされてしまうのだろうなと思ったけど予想通り。今回は販売がメインで、あとは協力会社の話。内野聖陽さんとか大泉洋さんが話の中心でしたが、良かった。本当に熱い男たちの物語で、やっぱり泣かされてしまいました。大切なのは「信頼=人を信じること」なんですね。とことん信じてとことん付き合う、そういう生き方が昭和を感じさせるし、美しいなと思いました。予想通りの展開だけど、予想通りによくできた作品だったと思います。

My fitness Report 170325

今日も朝から2本、10.8km。今月中に達成できると思っていたけど、予定通り1月からの累積が400kmを超えた。とても良いペース。ただ、体調が良くない。花粉症で鼻詰まりのせいか、一昨日から喉が痛い。それと、今週は暖かくて薄着にしたら、昨日は寒くて・・・もしかしたら風邪をひいてしまったのかもしれない。今日は全然ペースが上がらなかった。まあ、無理はしない。

夕方からテニス。こちらは真冬の格好に逆戻り。ただ、調子は悪くなかった。来月は1か月休室することに。そろそろ本当に勉強しないとまずいな・・・

[DATA]

本日の走行距離 10.8km

今月の走行距離 133.2km

1月からの走行距離 402.8km